向きを変える律子。 こちらに背を向け、去っていく数人の背中。 それを呆然と眺めながら、私は崩れるようにして床へと座り込んだ。 痛みの増していく頬に力なく手を当てる。 もう…何も考えられなかった。 混乱しながらも、これだけは理解できる。 私は、この社家の一員には認めてもらえない。 始めから…希望なんて全くなかったんだ。