真っ暗だった視界 だが、やがてそれは徐々に輪郭を持って・・・ 数秒後、完全にはっきりとした。 見慣れた天井・・・ 自分の部屋・・・ 自分の部屋!?!? ―ガバ!! 「うっ!!」 起き上がった瞬間、頭に鋭い激痛。 「いた・・・」 同時に過去にも一度味わったことのあるようなその痛みに、私の頭の中にすべての記憶が蘇った。 私・・・ 生きてるの・・・?