だけど、私の都合で関係のない人たちを巻き込むわけにはいかない。 それが、私というひとりの人間を認めてくれた……大切な人たちなら尚更…… 一条龍…… 美都場…… 「ごめんね、杏奈……バイバイ」 「マヤ……っ!!!!」 私は透哉の手を引き…… 今度こそ走り出した。