「じゃあ、誰が?」 「いいか、マヤ。落ち着いて聞け。お前を探しているのは……『川崎組』なんだ」 ………………………は? 「川崎……組……?」 「ああ」 既に頭の中が混乱しそうな自分の対し、あくまでも冷静に頷く透哉。 「川崎組って……確か今、社家と対立してる……」 家を出る前、そのことで屋敷内が一度大騒ぎになったことを今でも覚えてる。 確かここのところ最近かなり勢力を伸ばしていて、社家を潰そうとしているとかって……