極道一家のマヤ




「それは……」


まだ……決められない。


「まあ、最終的に決めるのはマヤなんだし、私はそれに口出ししないけどね。でも、一つだけ言わせて?」


お弁当の包みを開き終わった杏奈が私を見てくる。


「龍、すごいマヤのこと気に入ってるみたいだから……そこは、覚えておいて」


「うん……」


杏奈の言葉に私は頷いた。


「さ、とりあえずお昼食べよ!」







かっこよくて、権力があって、そして暴走族のトップを率いてて……


そんな人たちが、なんの変哲もない私を仲間に認めようとしてくれてる。


夢みたいなことが起こっちゃってるんだよね……。