え?なになに?なんなの?
不可解な言葉を途中まで言い残した神名と、神名がすべてを言う前に慌てて席から立ち上がった美都場。
「ギャー、嵐!!ごめんごめん、冗談だって!!」
「ああ!?」
心なしか、美都場の顔が赤いような気がする……。
「ねえ、春野。どうなってんの?」
状況がうまく飲み込めず、隣の春野を見てみると……
「……」
春野は肩をフルフルと揺らし、必死に笑いをこらえていたのだった。
結局、美都場が急に怒り出した理由はわからないまま……私は昼休みを迎えた。
本日、午前中最後の授業の……黒板の板書をせっせとノートに写していたときだった。
「はあ……やっと今日初めて、あんたとまともに話せるわ」
そんな私に、横から声がかかる。
顔を上げると、どこか疲れたような表情を浮かべた杏奈がいた。右手にはいつものお弁当箱を持っている。
「休み時間、毎回毎回『嵐』の人たちがあんたんとこに集まるんだもん、話しかけられないったらありゃしない」
「あはは……」

