まだ、『龍』の仲間になったわけじゃないのに……
私のために、動いてくれるなんて……
『何かわかったらまた連絡する。……気を付けろよ?マヤ』
「ありがとう」
電話はそこで切れた。
私のことを探しているという輩の正体は、一条龍が調べてくれる……。
朝のあの視線といい、不安はあるけど……今は彼を信じるしかないのかもしれない。
私はとりあえず教室に戻った。
「マヤ、どこ行ってたんだ?」
教室に帰ってきて早々、ギョッとした。
美都場が……席に座っている。
しかも机の上には、ちゃんと次の授業の教科書を準備して……

