「『嵐』と『龍』の仲間になりたいなんて申し出た女…初めて見たな。しかも理由が、あの社家を見返したいからときたもんだ」
「…。」
私が『嵐』の仲間にもなろうとしたこと…知ってるんだ…
それも杏奈があらかじめ話していたのだろう。
「『嵐』には仲間入りを断られたんだって?」
「うん…権力と力だけが目的の奴には興味ないって…」
「ふっ…見事に誤解されてるな」
「家の事情は…話すわけにはいかなかったんだ。
社家の肩書きで、最強の組織の仲間にはなりたくなかったから…。」
そう言った私の言葉に…
一条龍の目が大きく見開く。
だが、次の瞬間…
「く、ははっ…!てめっ、なんつう女だよ」
一条龍は、大声で笑い出した。
え、え?
なんで私、笑われてんの…!?
「あ、の…」
私、なんかおかしいこと言った!?

