「…。」
小さい頃からの幼なじみだからってのもあるんだろうけど…
一条龍とこんなふうに話せるなんて、やっぱり杏奈はすごい…。
「『龍』に入りたいってのは、本当か?」
改めて…私へと視線を向ける一条龍。
「うん…」
彼の言葉に…私は強く頷いた。
私が社家の娘だと杏奈に聞いているということは…
どうして私が最強の組織にこだわるのか、それも聞いているのだろう。
私が最強の組織の仲間になりたいのは…
自分を認めてくれなかった、社家のあいつらを見返すため。
「おもしれえ…」
「え…」
強く頷き返した私に…一条龍の口角が上がる。

