極道一家のマヤ




口元に、なぜか楽しそうな笑みを浮かべながら…


―ドカ!


一条龍は私の目の前へと勢いよく腰かけた。




すごいオーラ…


何を話せばいいのか、口を開くことができないほどに…。







「大体の話は杏奈から聞いてる。あんた…社家の娘らしいな?」


「…そうですけど、実際血はつながっていません。私、幼い頃に両親を亡くしていて…」


「おい」


突然、話を遮られる。


「同い年だろ。敬語やめろ」


「そうだよマヤ。龍なんかに敬語とかまじもったいないから」


「相変わらず口数の減らないヤツだな、お前は」


「お褒めの言葉ありがと」


「褒めてねえよ」