「勝手な憶測だけで…
マヤが人をいじめていたなんて、軽々しく語るのはやめてくれないかしら?」
信じていたからこそ、信じられなくて…
裏切られたと勝手に思い込んで…
オレ自身があいつのことを、全く信じようとしていなかった…
「マヤ…」
自然とあいつの名前が…口から出る。
桜をいじめていたのは、本当にマヤなのか…?
もしあの日のマヤの言葉が、ウソだったら…
オレに軽蔑の目で見られて、傷ついて咄嗟に出た自暴自棄の言葉だったら…
しっかりと固定されていた、オレの概念が…
ヒシヒシと音を立てて崩れていく…。

