できる限りのことは全部話した。
マヤが、『嵐』という最強の暴走族チームに入りたがっていたこと
オレはその『嵐』のメンバーで、それを頑なに断ったこと
「『嵐』は女禁制だしな。それに中途半端に弱いヤツを仲間にするわけにはいかない」
それにキレたマヤが、オレの大切な幼なじみをいじめていたこと…
詳しく時間をかけて話したつもりだったが…
女の頼んだあんみつに苺パフェ、そしてモカはまだテーブルに届けられていない。
女は何も言わず…ただただ黙っていた。
「はあ…」
それを見て思わずオレの口からため息が出てしまう。
だから言いたくなかったんだ…
知らないほうがいい事実なんて…

