極道一家のマヤ




「……あいつの知り合いか?」


「え?」




信じていた…



信じていたからこそ、許せなかった…



余裕をなくしてしまうくらいに…






長めの前髪で…女からオレの表情はきっと見えていない。



自分の考えているだろう気持ちなどこいつは知るはずもなく…オレの言葉に嬉しそうに笑みを浮かべた。




「知り合いっていうか、友達ね。

転校しちゃったから、久々に会いに来たんだけど…」



あいつの…友達…



「君みたいなイケメン君があの子の知り合いなわけないかって正直思ってたんだけど…もしかしてビンゴな感じ?」




奴の面なんざ…


思い出したくもねえ…