極道一家のマヤ




「なに…


誰、あんた…?」




一人の女が…ゆっくりと歩み寄っていく私をギロリと睨んでくる。




「ああ、もしかして…こいつの友達じゃない?」


「へえ、こんな性悪女にも友達とかいたんだ」


「やだあ冴子ひどーい!」




キャハハハハハ!!


下品な笑い声が響き渡る。




「ふーん、友達をわざわざ助けにきたってわけ?だっさ!ヒーロー気取り?」


言いながら…


「う…!」


一人の女が桜の髪をつかみ上げた。


痛みに顔を歪める桜…。




「よかったじゃん?こんなあんたでも好いてくれるヤツがいてさ。


ダサくて冴えないお友達さんだけど、あんたにはお似合いだよ?」