「いったあ…」 朝っぱらからやってしまった。 私の目の前には、見事粉々に砕かれた目覚まし時計。 ちなみに通算、27…いや、28回目。 と同時に、その数字は手に巻いた包帯の数も示してる。 お察しになられたと思うが私、社真弥(やしろ まや)は寝起きがすこぶる最悪だ。