極道一家のマヤ




私が転校してまでこの学校に来た理由…


それは『嵐』という最強の組織の仲間になって、社家に自分という人間を認めてもらうことだった。



自分を捨てた、自分を見てくれなかった社家のあいつらを…


見返すことだった。



だけどそれは今、完全に「失敗」へと移り変わろうとしている。



今のこの私の状況を知ったら…


きっとあいつらは、今以上に私を見なくなることだろう。



だけど、予想外にも杏奈と出会って…


友達という存在を、私は実感しつつある。



舞といたときの、あの穏やかで落ち着く時間を…思い出しつつある。





私は「普通」でいいのではないだろうか…