家族にも拒まれ 『嵐』にも拒まれ 私は一体、どこへ向かって歩いて行けばいいのだろう…。 もう、それすらもわからなくなってしまった。 「わかった…」 うっすらと、滲んでいく視界。 目に溜まった水分を見られないように… 私は勢いよくベッドから立ち上がる。 「もう、あんたたちの仲間に入れてもらおうとは思わない」 美都場には、わかんないだろうね…