極道一家のマヤ




「あ」



ふと歩みを止める友人。




「あんたのお兄さんじゃん。相変わらずすごい人気だね」




言いながら舞の指さす方向には、先ほどまで朝食を共にしていた兄の姿。




少し離れたところで、女子の集団がキャーキャー騒いでいる。




けど、誰も透哉に群がることはない。




それを彼がひどくうざがることを知っているからだ。