極道一家のマヤ




―ガタ。





透哉が部屋を出て行って数分後、すぐに東次郎が立ち上がった。




それに続くようにして律子も立ち上がる。




部屋は私一人になってしまった。









別に寂しくなんてない。





昔から、これが普通だったから。









急いで味噌汁を飲み込む。





最後に残っていた出し巻き卵を口に放り込み、誰もいない部屋を私も後にした。