極道一家のマヤ




別に寝顔に見とれたとか、そんなんじゃない。






ただ…




他の女とは、違う何かを感じた。







桜のように…







ありえねえ。




不覚にも思ってしまった自分の考えを否定するように、首を左右に小さく振る。






桜以外の女に、こんなことを思うなんて…




今日のオレはどうかしてる。






自分の考えをごまかすように…




「おい」




気付くとオレは、目の前の女に呼びかけていた。