極道一家のマヤ




「…どうした、何か用?」




問いかけるオレに桜は笑った。




「フフ、嵐、また遅刻したの?」







遅刻したのはオレだけじゃない。



あいつらだって…





言おうとしたが、やめた。







「嵐は相変わらず朝弱いもんね!今度の誕生日プレゼントは目覚まし時計にしよっかな」



「うるせえよ」





冗談を言う桜の髪を、笑いながらクシャリとなでる。