極道一家のマヤ




高くて、透き通ったような声…




誰だ?なんて…振り返らなくてもわかる。




オレにこんな風に声をかけてくる女は…世界に一人だけ。








「…桜」



「嵐、おはよう」





最近染めたという、栗色のキレイな巻髪…




まぶしすぎるほどの笑顔を咲かせて…桜がこちらへと歩み寄ってくる。







―園田 桜





それが彼女の名前だった。