睨みながら視線を上げると、冷たい視線がこちらを見下ろす。 「女?てめえのどこが女なんだよブス」 な…!! ひどい言われよう。 確かに生まれつき容姿は庶民中の庶民だけどさあ!! いくら何でも男が女に言う言葉じゃない。 「悪かったわねブスで!でもねえ、これでも一応女の子なんですけど!」 負けじと言い返す。 「言い張るとこそこかよ」 バカにしたような、完璧な笑顔がムカついた。