鋭い眼差しと鋭角眉は、おそらく母である律子から受け継いだのだろう。 瞳を閉じ、みそ汁をすすり… 端正な横顔を数秒見つめ、私は開いていた食膳の前へと腰を下ろす。 みんな口を開かない 会話もしない 食卓についても誰ひとり、私と目を合わせる者はいなかった。 家族一人ひとりの仲が悪いわけじゃない。 私がいるから… 私がいるから、みんな口を開かないのだ。