こんなにも、名前を呼ばれることをうれしいとおもったことはない。
急に顔が熱くなった。
「俺さ、入学式んとき、るるに一目惚れしたんだよね。
おに山に怒られて、ちっちゃい体をさらにちっちゃくしてて
あー、守ってやりてぇ。って思った」
だからあのとき…助けてくれたんだ。
「それからもう、るるのことしか考えられなくてさ。
そしたら、昨日、教室にるるがきたんだよ!
そしたら、桜井と仲良さそうにしゃべってたから。桜井に頼んだんだよ。
あー、まじで緊張したー!」
五十嵐くんは今さらになって照れた。
なんか…かわいい。

