真面目君と嘘つき女

「ん…」

「おはようございます」


笑顔で話しかけてきたのはいつも通りあきらさん。

授業中だから小声だったけど。


でもなんか懐かしい夢を見た気がする。



龍雷神 舞里愛。

私の初めての本当の友達になってくれた人。



……今はどこかに行ってしまったけど。

あの時気付いて止めれてればと今は後悔しかない。


ずっと一緒にいたからこれからもそうだと思ってた。

もしあの時“ごめんな”その言葉の意味に気付いていれば今も一緒にいたのかな、なんて。