あ、わかりました。

あれですね。


彰さん、私にその女を消して欲しいんですね。

だからわざと私に仲いいところ見せてるんですね。


じゃあ今すぐ消してあげますね。


そして私は立ち上がり袖からハサミを出して女の方にユラユラと歩いて行った。


「咲来さん…?」


名前を呼ばれて腕を掴まれてハッとして彰さんの方を向いた。


「何をしてるんですか?」