龍が立ち止まった場所。




そこにいたのは、康平、将生、新、


知らない男が三人。





そして.....





小さいおじさん。






なんだ、この状況。


おじさんいるし意味わかんねーの。




おい、待てよ、美夜は?





『なぁ、美夜は?』




龍が心配そうに小声でつぶやく。




「今は保健室だ、救急車呼んでる」




保健室?救急車?なんだよ、それ、


そんな大怪我なのかよ?


なんだよ、意味わかんねー


おじさんいるし、なんなんだよっ!




『いったいなにがあったんだよ!?』




俺は美夜が心配でたまらない。


なんだか胸騒ぎがする。




「落ち着け、流」




そう冷静にいったのは、康平だった。




『落ち着いてられっかよ!!』


「美夜になにがあったか知りたいだろ?」


『知りてーに決まってんだろ!!』





すると、康平は、俺に近づいてきた。






「とりあえず、こいつら殺してからな」


『まてよ、無意味な喧嘩は許さねえ!』





俺達の中学は喧嘩が強いと有名だ。


けど、無意味な喧嘩はしない。


それが、暗黙の了解だったからだ。




「じゃあもし、」






『もし?』












「こいつらが美夜に怪我させたとしても?」













............















話は全然よめねーが、










ようするに






こいつらと美夜がなにかあったんだな。













そして、







こいつらが美夜に怪我をさせたんだな?









急にものすごい怒りを感じた。









「やるよな?流。」






康平は怒りをこらえ笑っていた。






『あたりまえだろ』




そして、俺と康平は三人の男のところへ行き

ゆうまでもなく殴った。






殴っていても

頭から離れないのは美夜のことだ。