「ぼく、はなしてもきもちわるくない?」



『全然普通だぜ』



「ほ、ほんとに?」



『あぁ、きもいどころかいい声してる』






そうゆうとヒカルは笑った。








「喋れるなら...」




ヒカルは小さなこえをだした。




『ん?』


「うたをあぼえて、うたいたい」





目をキラキラさせている。




耳をこらせばバスで、俺たちの好きな音楽

がながれていた。







**♪♪




終わりにするのは まだ早い気がするぜ

明日は休まず 俺たちを迎えに来るさ


なにがあっても 笑顔でいるしかねぇ

幸せになる方法 は今はそれしかねぇ

だからお前は ただ 笑っていればいい


最高のお前に送る 俺からの歌

最高の仲間に歌う 俺からの歌






**♪







ヒカルはのりのりで聞いてる。






まぁ、こんなヒカルの顔も嫌なきはしねーし。








ヒカルが歌えるようになったら


カラオケでも行くかな。