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バスに乗り、かれこれ、一時間。


ヒカルはずっとけーたいに文字をうっている。






俺達はいちばん後ろを選んだため


無駄にテーブルまである席だった。



テーブルを囲むように∪字型にあるソファ


ヒカルはみずから端を選んだ。









けーたいを打つヒカルを見て


俺は苛々していた。








普通に喋れるなら今更こんなめんどくせぇ

ことすんなよ。



お前が病気だからって、同情とかしねぇよ?



俺達は友達だろ?



隠し事とかまじありえねー。







そう、俺は思った。いや、言いたかった。











すると、ヒカルはけーたいを隣にいる

俺に渡した。





俺は打たれた内容に目を通す。