そんな拒否しなくてもいーだろ、
そう俺は思った。
ヒカルはまた時間をかけけてゆっくり
けーたいのメモ機能を使い文字をうつ。
そして、俺にみせる。
かみはみずにだめ
うえのプラスティクのくまがいい
そう書いてあった。
俺は立ち上がり、くまのプラスチックの
コップをとる。
そして、また、かがんだ。
『ヒカル』
するとヒカルは不思議そうに俺をみつめる。
『 “し”つようじゃなくて“ひ”つよう
プラスティクじゃなくてプラスチックな』
ひかるはけーたいをとりだした。
ひつよう、プラスチック
そう打った。
『そうだよ』
ヒカルは笑顔でぐっとサインをした。
そして、割り箸は適当にとって
ヒカルと共に将生を探した。