笑ってほしい











「おはよー。」



低っくいテンションで教室に入ると何人かが心配して声を掛けてくれたが、寝不足なんだと愛想のない返事を返して、すぐに廊下にでた。向かう先は、廊下に置いてあるお気に入りのソファー。



朝の時間も皆、勉強しているのか廊下にほとんど生徒はいなく、お気に入りソファーもあいていた。



「よっこらせ。」




まさにおばさんと、自分で突っ込んでしまいたくなるセリフをこぼして、ソファーこしかけた。




昨日の寝不足がかなりきていたのか、背もたれによりかかった途端に睡魔が襲ってきて、そのまま重力に負けて瞼を閉じた。




「-っゆきの、おいっ薫乃。」



どれくらい寝たのか、聞こえてくるはずのない声に起こされ、目を開けて声のする方を見るとそこには、ここにいるはずのない人が隣に座っていた。




「目覚めたか?」



そこにいたのは誠司だった。




「おはよう。」




なにも言葉が出てこないのでとりあえず朝の挨拶をした。



プ八ッ。
誠司は思いっきり噴き出した。