笑ってほしい




案内されたのは個室で
窓からお庭が見える
とてもステキなところだった。


私が外をみている間に
お冷とおしぼりが準備されていた。


「薫乃。」


誠司に声をかけられて
我にかえる。


「あっ、ごめん。」


「ブレザーかけるから
ちょうだい。」


誠司はこっちに来て
ブレザーを脱がしてくれた。


「ありがとお。」


ブレザーを渡して
私は席に座った。


「このお店気に入ってくれた?」


誠司はハンガーにかけて
席に着いて聞いてきた。


「とっても!
こういうところ
来てみたかったんだ!
フレンチとかなら行くけど
日本食はあんまり
食べたことなくって。」