笑ってほしい




すっかり忘れていた。


感動。


誠司覚えてくれてたんだ!


「まじで忘れてたな。
その顔は。」

「Yes!
でも私の誕生日だからって
なんで誠司が機嫌悪くなるの?」


「明日ゆかとたいちと
お祝いするんだって?
なんで俺は
誘ってもらえないんだよ。
俺だって
一緒にお祝いしたかったのに。」



たいちさんとは
ゆかの彼氏さんのこと。


そして私は
ゆかとお祝いするなんて
一言も聞いてない。


そもそも誕生日のことを
忘れてたぐらいだし。


「私ゆかとたいちさんと
お祝いするなんて
話したことないよ。」


誠司はぽかーんとしたまま
数秒後に顏が真っ赤だった。


「あいつら。」


すんごい怖いかおで
すんごい低い声で
誠司は怒っていた。