笑ってほしい




「せいじ、もおへいき。ありがとう。」

たくさん泣いたせいで
だいぶ鼻声になっていた。

「そおか?」

そして私を離そうとしたとき
誠司も私の今の格好に気づいたらしく
少し躊躇していた。

「せいじ、あっち向ぃースルー」

私が後ろを向くように
お願いしようと声をかけたとき
誠司は私のブラウスを触って
ボタンを閉じようとした。

「せっ、せいじ!大丈夫だから!
ボタンするの自分でもできるから!」