seasons.(シーズンズ)【完】

「もしかして涼人、冬香に惚れてしまったのかもしれませんね」


あっくんは困ったように笑う。


「やだなぁ変なこと言わないでよ」


仮にそうだとしても私はあっくんだけしか見てないんだよ?

ちゃんと分かってよね、天然王子様。


「今度こそ戻ろっか」

「はい」


私決めたよ。どんなに辛いことも悲しいことも必ず乗り越えてみせる。

それでほなみさんに変わって、私がこの双子を支えていこうって。

片桐くんと分かり合える日がくるまでは、まだ時間も努力も必要だろうけど、それでも精一杯努力するからね。

私はあっくんの手を握り歩き出す。

出だしは好調みたいだし、みんなにとって今年はとびきり良い年でありますように。