*
麗らかなある春の日。
僕は母と二人でほなみのお見舞いに来ていた。
病室には先にほなみの母親も来ていて、しばし雑談したのち互いの母親は込み入った話があると病室を出て行ってしまった。
するとチャンスと言わんばかりにほなみは目を輝かせて、とんでもない要求をしてきた。
「あっくん、私外で遊びたいな」
息を呑んだ。
それもそのはずほなみは大病の患者だ。
そんな医者が許してくれないことを実現させてから万が一があったら、ごめんなさいじゃ済まされない。
ましてや彼女の場合、現にベッドで寝たきりのような生活が続いているわけだし、万が一どころか百が一くらいの高確率になりうるであろう。
とにかく今は身を安静にしていなければならない状態だということは確かだ。
「駄目ですよ。ドクターストップがかかってるでしょう?」
「ほんと~に少しでいいの。お願いっ!」
「駄目です。それにそんなに外で遊びたいのであれば早く病気を治す努力をしましょう?」
「ぶ~……」
麗らかなある春の日。
僕は母と二人でほなみのお見舞いに来ていた。
病室には先にほなみの母親も来ていて、しばし雑談したのち互いの母親は込み入った話があると病室を出て行ってしまった。
するとチャンスと言わんばかりにほなみは目を輝かせて、とんでもない要求をしてきた。
「あっくん、私外で遊びたいな」
息を呑んだ。
それもそのはずほなみは大病の患者だ。
そんな医者が許してくれないことを実現させてから万が一があったら、ごめんなさいじゃ済まされない。
ましてや彼女の場合、現にベッドで寝たきりのような生活が続いているわけだし、万が一どころか百が一くらいの高確率になりうるであろう。
とにかく今は身を安静にしていなければならない状態だということは確かだ。
「駄目ですよ。ドクターストップがかかってるでしょう?」
「ほんと~に少しでいいの。お願いっ!」
「駄目です。それにそんなに外で遊びたいのであれば早く病気を治す努力をしましょう?」
「ぶ~……」



