*
「――で、冬香?」
不良組の姿が見えなくなった頃。
本来待ち合わせ場所だったベンチに腰掛けるなりニッコリ微笑むと、冬香はビクッと肩を震わせて怯えだした。
「そんなに怖がらなくてもいいじゃないの。あたしはただアンタが何してたか聞きたいだけよ」
「冬香ちゃん正直に言っていいんだよ~?あの人達に何かされてたの?」
加奈の質問にふるふると首を左右に振る冬香。
「本当にアンタから喧嘩売ったの?」
「喧嘩じゃない」
「じゃあ何よ?」
「肩がぶつかっちゃったの」
「で?」
「謝ったんだけどすぐに許してくれなくて」
「なにそれ?やっぱりあっちが悪いんじゃないの」
否定の意を込めてか、冬香はまた首を振る。
「それからあの人が来たの」
「あの人?」
「すごい髪の色してた人。涼人って呼ばれてた」
「片桐涼人のこと?あの不良チームのリーダー格らしいよ~。クラス替えするきっかけの騒動起こした張本人だね~。先生と乱闘したとか?」
冬香との会話に、加奈がデータを提供してくれた。
「――で、冬香?」
不良組の姿が見えなくなった頃。
本来待ち合わせ場所だったベンチに腰掛けるなりニッコリ微笑むと、冬香はビクッと肩を震わせて怯えだした。
「そんなに怖がらなくてもいいじゃないの。あたしはただアンタが何してたか聞きたいだけよ」
「冬香ちゃん正直に言っていいんだよ~?あの人達に何かされてたの?」
加奈の質問にふるふると首を左右に振る冬香。
「本当にアンタから喧嘩売ったの?」
「喧嘩じゃない」
「じゃあ何よ?」
「肩がぶつかっちゃったの」
「で?」
「謝ったんだけどすぐに許してくれなくて」
「なにそれ?やっぱりあっちが悪いんじゃないの」
否定の意を込めてか、冬香はまた首を振る。
「それからあの人が来たの」
「あの人?」
「すごい髪の色してた人。涼人って呼ばれてた」
「片桐涼人のこと?あの不良チームのリーダー格らしいよ~。クラス替えするきっかけの騒動起こした張本人だね~。先生と乱闘したとか?」
冬香との会話に、加奈がデータを提供してくれた。



