封筒には、なにも書かれていない。 ホッと息を吐くのも束の間、中の文を取り出した。 それはなぜか、封筒よりも濃い黒だと思った。 幻滅に言えば、同じなのだろう。 が、それは私を闇に呑み込ませようとしている様でもあった。