「まあ、とにかく…。 俺たちも帰る?」 「うん」 私たちも、保健室を出た。 まだ落ち着かない心臓。 佐野くんがこんなに近くにいることが信じられなくて。 ……和泉くんも、心配してくれた。 やっぱりいい人なんだ。 「立花、家まで送るよ?」 「え、大丈夫だよ。 ありがとう」 佐野くんの優しさに胸がきゅんとした。 「そ? じゃ、また明日な」 「うん!」 私と佐野くんは校門で別れた。