「おはよ」 「咲希!これ、見て!!」 教室に入った瞬間、私の元へと走ってきた、ちずる。 ちずるが持っている携帯を見れば、そこには宏 と、黒髪の美少女がいた。 しかも、腕を組んでいる。 なに、これ……… 「宏くん、酷すぎ!こんな可愛い彼女いるくせに浮気するとか!最低!」 「いいよ、別に」 やっぱり、あのメールは嘘だったんだよ 昼休み。 私は屋上前の踊り場へと来ていた。 「お前の彼氏、浮気してたんだな」 「……俊」 俊はこの間彼女に浮気され別れた。 あれ、私と同じようになってないかな。