ドロップ・ダスト【完】

ていうかそもそもなんでキャラ作りなんてしてるのかな。
その方がちやほやされて都合が良いから?結局自分の利益考えて行動してるってこと?
まぁそれは大抵の人間が考えていることだろうけど。


「やっべー、そろそろ鐘鳴るな」


雛沢は思い出したように言うと、割と真剣に考察していた私に中身が半分くらい減ったペットボトルを突き付けるなり先に行ってしまった。
なんて自分勝手な。まさしく強引グ、マイウェイって奴の様な俺様のことを指すのだろう。

間接キスとか、以前の私なら嬉しさのあまり昇天できるレベルだったかもしれないけれど、今じゃ全く意識してないどころかマイナスな印象が高まりすぎて、ちっとも有難味がないし。
そんなことを心の声で呟きながら、再びキャップを開け飲み口に唇をつけてボトルを傾けていたら、背後(それも耳元)で「間接キッスぅ~」なんて声が聞こえてきて、私は驚きのあまり何度もむせ返った。