BEAST POLICE

一触即発の状態となる巽と鬼首。

「そうか…敵の敵は味方って事にはならねぇか」

静かに呟く鬼首。

「分かった…邪魔したな…帰るぞてめぇら」

意外なほどあっさりと、鬼首は踵を返した。

しかし数歩進んだ所で。

「瀬戸内船舶占拠事件で猟銃を売った組員ってのは、下のモンにまで目が届かなかった俺の責任だ…こっちでキッチリケジメ取っておく…それから…」

背を向けたまま鬼首は言う。

「近いうちに、歌舞伎町でデカイ騒ぎになるだろう…鬼首會は三合會と、戦争も辞さねぇ覚悟だからな…その最中、もしアンタと俺が出くわす事があったら…」