BEAST POLICE

しばし重なる、二人の影。

数秒か、数十秒か。

重なった影は、ゆっくり離れていく。

「…知らないぞ、撮られてても」

「その時はその時です」

クスッと笑う環は、どことなく頬を染めていた。

「……」

巽は溜息をつく。

「お前は勘違いしてるんだ。俺は仕事でお前を助けた。お前じゃなくても助ける。それをお前は、特別視されてると思ってるだけだ」