BEAST POLICE

「お前自身はどうすんだ?」

巽の問いかけ。

「……」

鬼首は煙草の吸い殻を足元に落とし、踏み付けながら。

「堅気になる」

静かに呟いた。

「元々やりてぇように喧嘩に明け暮れたくて極道になったつもりが、いつの間にか慕ってくる連中に祭り上げられて、組長なんて柄にもねぇ役目引き受けちまった…ここらが潮時だろう…俺ぁ極道から足洗って、堅気の生活送る…ま、チンピラ紛いの生き方が、今更変わる訳でもねぇだろうがな」

「堅気になった所で、極道の時の罪は消えねぇ…警察に追われるのは変わらねぇぞ」

「……」

振り向く事なく、鬼首は今度こそ屋上を下りていく。

「そん時はそん時だ」