BEAST POLICE

これは一体どういう事なのか。

事態が呑み込めない鬼首に。

「鬼首…てめぇ…」

屋上に上がってきた、一人の男が声をかけた。

振り返る鬼首。

そこに立っていたのは巽だった。

「てめぇと京阪神連合の構成員らしき男がこの雑居ビルに入っていった後、銃声がしたって通報を受けて来てみたら…随分と軽率な真似してくれたな、鬼首…」

「…何言ってやがる」

鬼首は首を横に振る。

「殺ったのは俺じゃねぇ…俺が来た時には、もうコイツは死んでた」

「男気のあるお前らしからぬ言い訳だな、鬼首」

ゆっくりと、巽は歩を進める。

「鬼首會と京阪神連合は一触即発の状態…こんな真似すりゃ、歌舞伎町全体を巻き込む抗争になる事くらい、てめぇでもわかるだろうが…!」