あの頃の君へ〜eternal love〜

『うるせぇっ!!!!』



『お前のせいで俺は全てを失った。
今じゃ飯も食えないホームレスだ!』



『人の人生を滅茶苦茶にしておいて
お前だけは絶対に許さねぇっ!!!』



男の狂ったような怒鳴り声が
商店街中に大きく響いた。



人々は皆驚いた顔で



見て見ぬフリをしながら



何事もなかったかのように
通り過ぎて行く。



いつしか、



あんなに晴れ晴れとしていた空にも
どんよりとした黒い雲が浮かんでいた。



"これはマズイ事に
なるかもしれない。"



そう思った時にはもう遅かった。



男の怒りは既に頂点へ達していた。



『マコ‥』



『お前だけ幸せなろうだなんて
俺は絶対に許さねぇからな!!』