あの頃の君へ〜eternal love〜

アイツにしては完璧な誘い文句だろう。



このまま行けば



秀吉の作戦通り夕暮れ時の公園で
感動的なプロポーズが出来るはずだ。



『はぁ〜、お腹いっぱい!
全部美味しかったぁー!』



『ごちそうさまでしたっ♪』



マコさんがまた少し大きくなった
お腹をさすりながら嬉しそうに笑った。



『アハハ!良かったぁー!
じゃあ、そろそろ行こうか?』



『うん!』



2人は再び手を繋ぎ直すと
そのまま店を後にした。



俺もその足でバレないように
そっと彼らの後を追い続けた。



しばらくしてやって来たのは
ごく普通の商店街だった。