あの頃の君へ〜eternal love〜

秀吉は彼女の腰に手を回すと



少し重さのあるドアを開けて
彼女を先に店へ通した。



それを確認すると
俺も時間差で中へ入り



それほど広くない店内を見回した。



2人は窓際の席に向かい合わせで座り
既に会話を弾ませていた。



『マコちゃん、体調大丈夫?』



『うん!もう絶好調!
経過も順調だってさ♪』



『そっか。良かったぁ〜!』



『来週には安定期に入るし、きっと
10ヶ月なんてあっという間だろうなぁ。』



『うん。オレもそう思う。』



その微笑ましい光景に



俺の表情からも
自然と笑みがこぼれた。