あの頃の君へ〜eternal love〜

『そうだ!お前の方から
彼女に声掛けて貰えないか?』



『えっ!?僕がですか!?』



『ああ。マコさんは俺の話には
一切聞く耳持ってくれないからさ。』



『なっ!頼むよ、瑛ちゃん!』



『ハハ!分かりましたよ。
じゃあ、なんとか頑張ってみます。』



『よろしくな。』



そう瑛人には笑顔を見せながらも



やっぱりもの寂しいホールを見ると
無意識にため息が溢れる。



ほんの少しの間で店の状況は一変した。



以前はあんなに賑わっていたというのに



ここ最近は徐々に空席が
目立つようになってきたからだ。



正直マコにばかり依存し続けるのは
店にとっても良くない事だと分かっている。



だが、今の現状では



安定した売上げを出せる
キャストの育成も難しく



光る新人の入店もしばらくない。